影絵で「博多祇園山笠」 藤城清治さん版画展

光と影が醸し出す幻想的な影絵で知られる藤城清治さん（８８）＝東京都＝の版画展が、福岡市博多区の博多阪急８階で開かれている。３０日は、今回の展覧会のために制作したという１?４メートル四方の大作「博多祇園山笠」が披露され、家族連れなどがファンタジーの世界に見入っていた。入場無料、９月４日まで。 アディダス
　藤城さんは慶応大学在学中から影絵の創作活動を始め、人形と影絵の劇団「ジュヌ?パントル」（後の「木馬座」）を結成。影絵劇では、２千回以上の公演実績がある「銀河鉄道の夜」など多数の名作を生み出した。 adidas 腕時計
　会場には、「山笠」や「熊本城」などを描いた影絵５点のほか、「セロ弾きのゴーシュ」などをテーマにした版画や水彩画約８０点が展示されている。作品には、小人や動物、ピエロなど愛らしいキャラクターが精密に、かつ色彩鮮やかに描かれており、バランスの良い光と影が神秘的な雰囲気を漂わせる作品もある。 adidas 靴
　同市南区の東尾詩子さん（３９）は、近所の親子ら６人で来場。「藤城さんのメルヘンチックな感覚を子どもたちにも見てほしいと連れてきました。ほっとする雰囲気がいいですね」と話していた。(bugang-01*#lxb)