飲み歩いて街を元気に 「バル」の輪広がる

飲んで、食べて地域おこし－。地域の飲食店やバーをはしごして回る「バル」と呼ばれるイベントが１０月から１１月にかけて、福岡市、長崎県佐世保市、宮崎市、鹿児島市など九州８都市で初めていっせいに開催されることになった。九州各地で同時期開催することで、地元飲食店の活性化と九州内外の観光客誘致につなげる狙いだ。 アディダス
　ほかに開催するのは、福岡県飯塚市、大分県別府市、熊本県南阿蘇村、鹿児島県霧島市。「バル（Ｂａｒ）」はスペイン語で「酒場」などを意味し、２００４年に北海道函館市で開催されたのを機に全国で広がりつつある。イベントしてのバルはチケット制（５枚つづりで３千～４千円程度）で、店ごとにチケット１枚でドリンク１杯とおつまみを楽しめる仕組み。(bugang-01*#lxb)
　九州では１０年に、観光コンサルティング会社イデアパートナーズ（福岡市）の井手修身社長らが中心になって福岡市で初めて「バルウォーク福岡」としてスタート。昨年１１月は同市?天神や博多地区を中心に計８６店が参加し、約３５００人が飲み歩きを楽しんだ。同年１０月と１１月には鹿児島県霧島市と鹿児島市もそれぞれ独自に開催した。 adidas 腕時計
　バルの輪が広がるにつれ、各地からノウハウを学びたいという要望があったため、井手社長が中心になって昨年１１月、「九州バルまちづくり協議会」を設立。各市ごとの実行委員会と連携して、同時期開催の準備を進めてきた。井手社長は「地元を代表する店が多く集まれば宿泊客も含めた観光客の増加にもつながる。今後も開催地域を増やして、九州の一大イベントに育てていきたい」。 adidas 靴